ボクは川に無理やり引っ張り込まれ、冷たい水の中に座らされた。
そんなボクの両手を、みのりちゃんが後ろから掴んで、バンザイさせる。
【春秋】「は、離して、みのりちゃん」
【みのり】「駄目〜。わたし達が綺麗にしてあげるから、春秋ちゃんは、大人しくしてて」
【潤】「そうですよ。全て私たちに、お任せください」
そう言いながら、潤さんがボクの前方から、にじり寄ってくる。
その目は、なんだか怖い。逃げなくてはと思うけど、みのりちゃんにしっかり捕まれて、どこにも動けない!
このままだと、昨日の夜の二の舞になりそうな匂いが、ぷんぷんする。
【春秋】「ホロビ、助けてよ〜」
【ホロビ】「たわけ! 今の余は、貴様と同体なのだ! 貴様が自力で、何とかせんか!」
【春秋】「そんな事言ったって、みのりちゃん一人でも振りほどけなかったのに、今は潤さんまで……あっ!」
潤さんが、ボクのペニスを握り締めた。いきなり、そんな!
【ホロビ】「ええい! しもべにもそうだが、雑魚勇者に好きにされるのも、冗談ではないぞ!」
【春秋】「ああ、また逃げた!」
また奥の方に、一人だけ引っ込んで! ずるいよ、ホロビ!
そっちはそれでいいかもしれないけど。