主人公をとりまく蠱惑的な少女たち。 大人の女ではなく、子供でもない彼女たちは、 それぞれの流儀で主人公との恋に立ち会います。 未経験ゆえの衝動的で不器用なやり方― 気持ちよりも先に身体を求める彼女たちに、 とまどい、惹かれ、魅了されて行く主人公。 傷つきやすい少女達が持つ独特の倒錯感は時に切なく、いやらしく― 文化祭までの二十日間を演劇部という舞台で送る青春群像。 それは少女達の織り成す繊細な恋の物語。