【梨緒】「がは……ッ! ぁぎ……き、きゃひぃいいいいいいッ!!」

問答無用で押し倒され、後ろから貫かれる。
窄まりがみしりと軋んだ次の瞬間、熱い強張りが腸壁を抉った。

【梨緒】「い……ぐ……くぅ、うぅぅ……ッ、うぁ……
     だめ、だめぇっ、裂ける、絶対裂けちゃう……!」

【男】「ふむ。男性器の大きさは、きちんと判断できるようだね」
【男】「ただ、そこは安心していいところだな。牝の身体は、存外丈夫にできているものだから」

いくら苦しそうな声を上げても、肛門の痛みを訴えても、無論男の耳には届かない。
挿入感に打ちひしぐ時間も与えて貰えず、梨緒は凶器で排泄器官を擦られる。

【梨緒】「あ、ぐ……くぅ、うぁあああ……! や、なに、そのやり方……」
【男】「うん? ああ、腰を回していることに、疑問を持ったのかな?」
【男】「単純なことでね。キミの直腸の形と深さ、
    凹凸の加減や入り口の締まり具合を確認しているんだよ」

【梨緒】「かく、にん……? お尻のことを、だなんて……」
【男】「キミも、例え強引に股を開かされたとしても、快楽を得られれば納得するだろう?」

【梨緒】「なにそれ、納得だなんて……っ、ぁひぁあッ!?」

一つ一つ、男が手応えを確認するような腰使いで、アナルセックスが続いていく。
今の状況を何も知らない人が見たら、カップル同士のちょっと倒錯した性交と感じるかもしれない。

でも、どんな快楽を得たとしても、処女だけは守り抜かなければならない。
それが、彼女が愛する彼氏のため、そして自分自身のために科した、最後の砦だった。
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