【夏目】「んぅ……! くふっ、ふぁ、あ……っ」

僕はその時、はじめて女の人と繋がった。
導かれるままに、三澤さんの真ん中目掛けて、腰を突き出した。
にゅるん、という手応えと共に、硬くなった僕のアレが、女の子のあそこに埋もれていった。

【夏目】「……くすっ、入ったね……船山の、ちゃんと膣中に来てるよ……」
【灯夜】「三澤さんの膣中って、女の子のここって、
     こんなに気持ちいいんだって……う、っく……!」


今、僕がしていることは、僕にとって初体験のことばかりだった。
ペニスからくる感覚も、見下ろすとすぐそこに乳房があるのも、赤ら顔の女の子がいるのも。
全部が全部、快楽っていうものに繋がる。ひっきりなしに、背筋に電気が走っていく。
……これが、セックスなんだ。男の子と女の子が交わるってことなんだ。

【灯夜】「……梨緒も、こういうことされたのかな」

それは、散らされていてもおかしくはないもの。
それでもどこかで、守っていて欲しいと僕が願うもの。
……梨緒の身は今、純潔なんだろうか。
あの男としていたのはお尻の穴だけで、女の子の大事なものは無事……とか。
そうだったらいいな、と、僕は朧気ながら考えていた。

【夏目】「……コラ。せっかくセックスしてるのに、他の子のコト考えてるの?」
【灯夜】「う……? ご、ごめん。そういうつもりじゃなかったんだけど」
(c)2011 13cc All Rights Reserved.