イヌミミとネコミミが当たり前に存在する世界。
舞台は小さなイヌネコ診療所。
診療所の院長は人間の女医、クレイン先生。
情緒不安定、体調不良を訴えるネコミミたち。
主人公ジャックは気のいい大型種のイヌミミ。
その役割は助手兼雑用。
ちなみにここに来るまでの記憶はなく、
先生への恩返しに診療所の手助けをしている。
先生には遠慮なしに、こき使われ、
入院患者たちにはわがまま放題を言われながらも、
愛すべき彼は穏やかな毎日を送っていた。
ただし患者への治療法以外は…
治療方法は主に患者との性行為。
先生の出すカルテに従う場合、患者の希望に任せる場合…
ふと疑問に思うときもあるが、
これは治療なのだと自分に言い聞かせる。
それに…もちろん自分だって発情するわけで…
まぁ…とにかく、
過去のない彼には、この診療所が全てなのだし。
|