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ホロビとみのりのなぜなに教室

 

教養講座・第一回タイトル
よく来たな、愚民ども。
この場所では大魔王たる余が、貴様らを少しでもマシな被支配層にするために、直々に教育してやる。光栄に思うがよい。
ちゃんと聞いてくださいね〜。
さて、まず最初は余が支配するべき世界の構造についてだ。この世界の住人どもは、『内』と『外』さえ認知しておらんようだからな。
故に、言葉だけで伝えても分かるまい。みのり、用意してあるな?
は〜い。これですね。
説明図
なんだぁ? この下手糞な絵は。
あ〜! 酷いですよ、ホロビ様! わたしが頑張って描いたのに!
……まぁよい。これを見れば分かるとおり、貴様らが『この世界』や『全宇宙』などと呼んでいるものは、幾つも存在する浮島の一つでしかないという事が分かるだろう。
その外側となると、貴様ら下等生物は認識すら出来ていないようだ。だが、大抵の世界の連中は、自分の浮島から飛び出し、別の浮島へ行く術を心得ている。
なので便宜上、各浮島の内部を『内』、それらが浮かぶ外側を『外』と呼ぶのだ。
春秋ちゃん家に来る前は、わたし達、いっぱい色んなところへ行きましたよね。
うむ。これも全ては、世界征服の為。
余が支配するべき領域は、この『内』『外』全てだ。貴様らのいう『全世界』等という、せせこましいスケールで考えるなよ?
みんなの居る場所も、もうすぐホロビ様のものになるから、楽しみにしててね〜。

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